今日5月23日は、私たちにとりましてとても大切な日であります。
大正14年の今日、マグニチュード6.8の大地震が発生し、城崎温泉はそのほとんどが廃墟と化してしまいました。これを北但大震災と言い、私の先祖も4名が亡くなる大惨事となりました。
城崎温泉にとっては最大最悪の事件ではありましたが、実はそれによって住民の心は強くなり、その後の復興によって現在の城崎温泉の町並みができあがったのでした。
さて、今回の新型インフルエンザの流行はその直接的な被害もさることながら、関西の観光産業にとても大きな影響を及ぼしています。京都の15万人キャンセルを筆頭に、「関西は危ない」といった風評被害に苦しめられています。
そういった状況の中、奇しくも今日5月23日より、面的な規制を解除し平常の生活に戻していくとした県の姿勢が示されました。城崎温泉だけでなく、各地の観光地で「WELCOME」の雰囲気が溢れています。
北但大震災の慰霊塔に参拝をしながら、関西にたくさんのお客様が戻ってきてくれることを祈るのでありました。