当館近く聖地「温泉寺」のご本尊様は「十一面観音」であります。
このご本尊様は三十三年に一度の御開帳があり、その時にしかそのお姿を拝める時はありません。ただし、毎年4月23日・24日の開山忌(温泉祭り)の時には御開扉(ごかいひ)といって、お顔の部分の扉を開け、お顔だけを拝むことができるのであります。
この度「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」の開催にあたり、これまで前例の無かった期間中の特別御開扉が実現いたしました。本当に素晴らしい画期的な出来事であります。
なお、「きのさき」の名前の由来として、このご本尊様が長谷寺(奈良県)のご本尊と同じ材木のから作られており、長谷のご本尊は木の胴の部分で、温泉寺のご本尊は「木の先」の部分で作られたため「きのさき」となったという一説が伝わっています。