そう言えば、数年前の発足当初は、この私も「若だんなの会」に籍を置いておりました。「自らのことを“若だんな”と言うはたわけ者」との揶揄をいただいたこともありましたが、もちろん自分で自分のことを“若だんな”とは申しません。会の総称として「若だんなの会」というのでありますから、そこは何卒ご容赦下さいませ。さて、私も「若…」とは言わないまでもそんなに歳をとったとは思っていませんが、人口四千数百人の街でありながら次々と次世代が育ち、私のような世代が押し出されて閑職に追いやられてしまうのが、城崎温泉の凄まじいところ。みんなとても元気がいいのであります。 私が居た頃は、そもそも旅館の跡継ぎの集まりとして発足したのでありましたが、今本当に感心するのは、業種を問わず明日の城崎温泉を背負う世代が集まっているということ。参加者の業種は多彩で、酒屋さん、居酒屋さん、寿司屋さん、そして菓子屋さん、古美術商にお寺さんまで居て、全てが城崎温泉の「観光」を盛り立ててくれているのであります。そんな「今の若だんなの会」が監修するホームページが立ち上がりました。会員全員が競うように代わる代わるに書き込む、とても活きのいいサイトです。位置づけとしては、城崎温泉の裏のオフィシャルサイトになるのだと思います。私自身が見ていてとても引き込まれてしまいました。
●城崎温泉わかだんなの会ホームページ