以前は池にはたくさんの錦鯉が棲んでいましたが、今から5年ほど前の鯉ヘルペス騒動で（被害はなかったものの）「もしも？」のことを想定して鯉を除いて以来、この池に主は居なくなっています。
その池に面した樹木に、年によってはモリアオガエルが卵を産み付けることがあります。今年はなんと、池に面した縁の下に卵を産み付けました。
モリアオガエルは、ところによっては天然記念物に指定されている希少なカエルです。
一般的なカエルは水中に産卵しますが、モリアオガエルは水面上に粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産み付けます。ふ化したオタマジャクシはこの泡塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へポタリポタリと落下するのです。
都会のお客様にはとても珍しい光景ではないでしょうか。
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