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但馬のポータルサイト

2006.11.14|その他徒然に・・・

記憶があまり定かではありませんが、恐らくは5年くらい前のことであったと思います。県民局の呼び掛けで、但馬一円からITに詳しい人たちが集められ、但馬地域における(但馬地域に役立つ)情報勉強会のような会が一年間に渡って開催されたことがありました(会の名称も忘れてしまいました)。
私はITに関してけっして詳しい人間ではありませんが、城崎温泉内ではインターネットを使った集客に早くから取り組んでいたことと、その時は私が観光協会のホームページの担当者であった為に、この会の一員に呼んでいただいたのです。
当時、私の周りにはまだADSLすら敷かれていない状況であり、「ブロードバンドを但馬地域に!」が最大の合い言葉であったように記憶しているのですが、それ以外にもどんなことをすると但馬の利益に繋がるのかといった議論を部会に分かれてしたようなことを今でも覚えています。情報インフラを整備することによって、都市部との格差を少しでも無くそうとすることが目的であったと記憶しています(違っていたらご免なさい)。
その中で私が入っていた部会では、但馬地域内の人がまず真っ先に見て、そして活用できる「但馬人の為のポータルサイトを作ろう」と提言させていただき、その提言を一年間の成果とさせていただいたのでありました。もっともこの時は、その提言以後の予算はついておらず、即実現されることもなく、単なる研究発表をしたに過ぎませんでした。さらには、現実的に考えてみると、例えば城崎温泉観光協会のホームページは既に但馬内ではトップ級のアクセス数を示しており、今さらそれをもリンク下に置くサイトなど簡単に作ることができるわけではなく、住民に対する情報提供サイトとしては市町の行政のホームページがその役を担えばいいわけで、それらと棲み分けをし、且つ但馬人に役立つ、但馬人の多くが集うサイトというものが具体的にどういったものなのかを当時は考える頭が無かったのでありました。

ということで、時が経ちました。

この度、 但馬事典というサイトが立ち上がりました。
私とは全く無関係のサイトですし、5年前に提言した「但馬のポータルサイト」との関連性は全く無いものと思います。正確には財団法人「但馬ふるさとづくり協会」が運営する但馬情報特急というサイトの一部なんですが、観光情報サイトとも行政サイトとも違う別次元の棲み分けを果たし、且つ但馬人に役立ち、但馬人の多くが集えるサイトとしては、的を射た実に素晴らしいものができたと思うのであります。
但馬事典とは、但馬版のウィキペディア(Wikipedia)』で、誰もが自由に編集できる百科事典です。出来たてでまだまだ練られなければなりませんが、今後編集を重ねやがてはたいへんに面白いサイトに成長していくものと注目をしています。
住民も、お客様も大いに役立つサイトとして、今、私のイチ押しであります。