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ヴァーチャルときわ別館

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音の宝庫

2006.10.11|その他徒然に・・・

「ここは音の宝庫だ」と、お客様のひとりがそうおっしゃった。

普段、私共にとっては当たり前だと思っていることも、お客様にとっては“非日常”ということも多々あります。所詮、城崎温泉は田舎です。都会では味わえない様々なことがあり、それがあるお客様にとってはなんとも言えず“嬉しいこと”になる場合があるのです。

例えばそのひとつが“音”。
今、外はまさに秋の虫の大合唱であります。止まることなく鳴き続けていますが、夏の蝉と違ってその音はなんとも心地よいのであります。
そして、深夜、静まりかえった庭には、池のせせらぎが聞こえてきます。一度だけ「耳障りで眠れない」とお客様からおしかりを受けたことがありましたが、いやいやこれもまた多くのお客様にとっては心地よい音の筈であります。
そして、まちに目を向ければ、今まさに秋祭り間近で、だんじり太鼓の稽古の音が温泉街に響き渡っています。


さて、写真は、火の用心の拍子木(ひょうしぎ)です。毎晩、町内で持ち回り当番で夜回りをいたします。今晩は当館の番。人気少なくなった夜のまちを拍子木の乾いた音が響き渡るのも、また風流なのであります。