旅館を評価していただくことは、この上ない幸栄で嬉しいことです。
そういった意味で旅館が“目立つ”ことは望むところでありますが、私本人が目立つことはできれば避けたいものであります。
あくまでも“裏方”に徹しているつもりでありますので、私の“顔”が雑誌やWeb上に度々登場し、例えばそれがひとり歩きをすることにでもなれば、ちょっとどうかと思ってしまうのであります。
さて、なんやかんやと言ってはみても褒めていただくことは悪い気がしない、やはり嬉しく有り難いことであります。と、申しますのも、この度いただいた「やどだよりヒット賞 優秀賞」の受賞の様子を、『JTB旅連ニュース』に掲載していただいたのです。
『JTB旅連ニュース』とはJTBと協定している旅館に配られる月刊誌ですからお客様の目には入らない類の物ですが、そうそう載っけてもらえる代物ではありませんので、私共三流旅館としてはこれもまたこの上ない幸栄なことなのでありました(実は今回が二度目です)。
まぁ~ここまでは良かった、の・で・す・が…
以来、城崎温泉内に限らず、多くの旅館関係者から顔を会わせる度にこの話題を持ち出されるわけです。「穴があったら入りたい」とはこういう場合に使う言葉ではありませんが、正直な心境はそんなところ。どうしても気恥ずかしさが先に立ちます。
贅沢な言い分とは思いつつ、受賞は既に過去の話。今は次の“策”に目を向けていますので、そろそろお手柔らかにお願いしたいと思っている今日この頃であります。
えっ 今月配布?先月か?
実はいっつも封を切る事無く捨ててしまってる・・・
次回号より必ずチェックするから、また載って下
されまし。
白雨文庫拝