お客様の中には「7つの外湯を全て制覇」などと目標を掲げて、外湯をめぐられる方も少なくありません。本当のところは、それほどまでには無理をされず、できるならば2～3つ程度の外湯をゆっくりとまわり、「残りはまた次回に…」というのが理想的ではないかと思っております。ただ、お客様にもご都合がおありでしょうから、いたしかたない場合も多々あることと思いますが…。
そもそも城崎温泉には7つの外湯以外にも、足湯が4つもあり、なおかつ（宿泊される）旅館の中にもお風呂があるわけです。しかも、温泉施設以外にも情緒豊かな町並みがあって、そこにはお土産物屋や、胃袋をくすぐる飲食店もいっぱいあって、とにかく歩いていて楽しみのある魅力いっぱいの街なのであります。
それ故に外湯めぐりは「2～3つ程度」に割愛し、1つ入ったらボチボチ歩いてお店をひやかし、ボチボチ歩いては腰掛けに座り、ボチボチ歩いてはまた外湯に入り、ボチボチ歩いては乾いたのどを潤し…とやっていただきたいのであります。許されるならば「往復旅館の送迎バス」なんぞに頼らずに、ゆっくりと風を感じながら歩いて、そして“まち”を感じていただきたいのが本当に思うところなのであります。
さて、暑い毎日が続きます。
外湯に入れば体も火照り、のども渇きます。
そんな時の生ビールは最高に美味しいですネ。ただし、呑み過ぎは体に触りますので、度は超えないように…。
写真は“御所の湯”近くの「とみや」さんの生ビール。他にもたくんさんビールを引っかけられるお店があります。ボチボチ歩きの生ビールは止められません。
お酒の呑めない方には「かき氷」がお薦め（呑める方にもお薦めです）。
写真は「とみや」さんの斜め向かいにある「力餅（ちからもち）」さんのかき氷。見かけは「ミルク金時」ですが、実は中にソフトクリーム入りの“裏メニュー”。
ここでちょっと説明をいたしますと、城崎温泉にはたくさんのソフトクリーム屋さんがあります。その中でお客様の人気ナンバーワンは「ソフト工房」さん。そしてそれに追随するのが「Chaya（ちゃや）」さん。
な・の・で・す・が、我々住民からアンケートをとると、恐らく一番は「力餅」のソフトクリームとなる筈。どちらが良くて、どちらが悪いというわけではないのですが、「力餅」さんのソフトクリームは城崎温泉に昔っからある老舗中の老舗。ソフト専門店ではないけれども、それこそ昭和の香りのするたいへんに懐かしいソフトクリームなのであります。
話は「力餅さんのかき氷」に戻りますが、裏メニューとして「ミルク金時のソフトクリーム入り」を注文してみて下さい。そりゃぁ、とてもとても美味なのです。
特にソフトクリームが上に乗っかっているのではなく、中に入っているのが何ともたまらず手が込んでいて、そしてこのうえなく美味いのであります。
ところで、この“裏メニューかき氷”、一部では「おぅ宝塚」と命名されているらしい。なんともキテレツな名前ですが、東山荘さんのホームページにその名を見て取れます。その真相を今度（東山荘の）社長に会った時に聞いておきたいと思います。
とにかくお薦めの味であります。
それで長文となりましたが、今回のブログのテーマは「外湯めぐりはボチボチと…」です。
城崎温泉にお越しの際は、是非実践してみて下さいませ。