先日のこと、近所の福祉センターで実施された「市民検診」に行って参りました。
普段、病気らしい病気もしたことがなく、風邪もほとんどひかない私にとりましては、いわゆる年に一度の「体点検」であります。
毎日変わることなくお客様をお迎えすることができるのも、健康な体があってこそ。私自身も家族も、そしてスタッフ一同が日々健康であることは本当に有り難いことですが、いくら“医者いらず”であっても「市民検診」だけは欠かすことが出来ないのです。
さて、市民検診には30才になった時から欠かさず参加していますのでもはや勝手もよくわかり慣れたもんですが、やはり年を経るにしたがって後日送られてくる診断書を待つ気持ち、そして封を開けて見る気持ちは年々恐怖度が増しているのも事実であります。
すぐに結果が分からないということは、誠に憂鬱なもんです。
しかしながら、“すぐに(その場で)結果の分かる”検査もあります。身長と体重です。
身長は高校時にその成長が止まりましたのでそのまま横ばいですが(実は縮んでいます)、体重は右肩上がりで凄いです(この急成長は商売も見習いたいほど…)。高校時より現在に至るまでに、なんと20kg増。高校3年の夏に部活動を止めて以来、受験とその後の大学生活で5kg増。そして新婚旅行のたった13日間で5kg増。その後は現在までに緩やかに10kg増といった具合。特にこれから結婚・新婚旅行を控えている方はご注意下さい。私の場合、“幸せぶとり”というよりも、商売柄探求心が旺盛で、ついつい余計に口に運んでしまうものですから、短期間であっても急激に体重が上昇し、そして絶対に元には戻ることはありませんでした。
さて、どうも私の周囲は、「旅館は自営業。自営業は自由業」と思っている人が多いように思うのですが、なんのなんの自由な時間なんてほとんどありません。休みは無いし、商売のことが頭から離れる時間なんて絶対にあり得ません。ひょっとして、寝ている時も商売のことでうなされているやもしれません。
検診前の問診票に「普段汗をかく運動をしていますか?」という設問がありましたが、「ほとんど無し」が私の回答。仕事では毎日汗をかいていますが、冷や汗はそれ以上にたっぷりかいています。これでは体にいいはずがありません。
そして、「飲酒は?」の問いの回答は「毎日、ビール1本程度」としましたが、できれば1週間に1日くらいは休肝日をとるのがいいのでしょうが、仕事を終え、深夜11時頃に帰宅した際に呑む冷たぁ~いビールは多忙な中での唯一ささやかな幸せなのであります。
これだけは絶対に止められませぇ~ん。