インターネットによる旅館予約は、今や当たり前の行為となりました。旅館独自のオリジナルホームページでの予約はもちろんのこと、楽天トラベルやじゃらんネット等の「ネットエージェント」と呼ばれる旅行業者が台頭し、これまで旅行業界を牽引してきたJTBや近畿日本ツーリスト等の大手旅行業者もうかうかとしておられない時代となってきました。
ご存じでしょうか、“楽天トラベル”は元は“旅の窓口”と言っておりましたが、あの楽天市場さんが買収をされたのであります。あまり詳しくは言えませんが、(あくまでも)当館としては“旅の窓口”時代は関係も良好で良いお取り引きができていたのですが、“楽天トラベル”となってからはどうもしっくりと行かず今は休止状態であります。
このような状況の中、登場したのがベストリザーブというネットエージェントです。今はホテル予約専用のサイトなんですが、近いうちに旅館予約専用サイトを立ち上げる予定とのこと。実はベストリザーブはライブドアが買収しており、サイトが立ち上がった暁には、ネットエージェント業界においても「楽天 対 ライブドア」戦争が勃発するであろう状況にあったのでした。ホリエモンのことですから、楽天に対抗してきっと業界に一石を投じてくれるものと当館としては歓迎をしていたのでありました。
それが今回のどんでん返しです。
ベストリザーブがどうなってしまうのか不明ですが、影響が出ることは必至と予測いたします。大いに残念なこととなりました。