「カメムシの多い年の冬は大雪が降る」とは当地方の通説でありますが、今年は本当にカメムシが多いです。
けれども「こんにちは。突然ですが、昨日より会社でカメムシが大発生！日中、気温が上がるとブンブンと飛び回ってます。」で始まる九州が発信元のメールニュースが私のところに届いたことからして、カメムシが多いのはどうやら城崎だけではない様子。日本国内あらゆるところで大量発生しているようで、なんだか訳もなくホッと一安心しているのでありました。
さて、今日は秋晴れ、本当にいいお天気であります。雨の日はそうでもありませんが、こういったお天気の日は特にカメムシの動きが活発です。これから冬に向かい気温が下がってくるとぱったりと数が少なくなり、雪が降り始めると見かけなくなりますが、それまでしばらくは辛抱しなくてはなりません。
ご存じかと思いますが、カメムシを刺激するととんでもなく臭いにおいを発します（当地では別名「へこき虫」といいます）。したがって刺激を与えないよう怒らせないよう、そっと触らなければなりません。そっとお姫様を扱うように…ということからでしょうか、別名「お姫さん」とも呼びます。誠に厄介な虫でありますが、もっと厄介なのは、どんなに強固にガードをしていても、ちょっとした隙間を通って室内に侵入してくることです。サッシであっても平気で通り抜けてきます。
当館では専門の業者に駆除をさせていますが、それでも完璧ではありません。本当に申し訳ないですが、たまに客室内に侵入して参ります。その際は決して騒がず、触らず、落ち着いて対応して下さい。客室係かフロントの者を呼んでいただく方がよろしいかと思います。ご理解下さいませ。宜しくお願い申し上げます。
