秋祭りが終わり、住民の多くはそのことに一抹の寂しさを覚えていることでしょうが、既に巷の話題は豊岡市議会議員選挙に移行しています。
投票日は今月30日。告示を23日に控え、長さ9m、57名分の掲示枠を備えた異様な大きさのポスター掲示板がお目見えいたしました。
過去に例のないあまりの大きさに、担当者も設置場所の確保に相当苦労したとか。その為、設置個所は9月の衆院選時の605ヶ所から589ヶ所に減ったという曰く付きの掲示板なのであります。
今年4月、市町合併による新しい豊岡市がスタートいたしました。
本来の議員定数は30名なのですが、在任特例により合併の際には選挙を行わず、旧市町の議員がそのまま新豊岡市の議員となってこれまで議会が運営されてきたのです。その数なんと95名。議場の選定にも苦慮するほどのマンモス議会であったわけです(結局、議場は使わなくなった高校の体育館を使用していました)。それを本来の30名に絞ろうとするのが、今回実施の市議会議員選挙なのです。
よってポスター掲示板も過去に例が無く、そして今後も絶対にあり得ないであろう大きさになったわけです。
さて、今回の選挙、新しい豊岡市全体の有権者総数に対する城崎町の有権者総数は微々たるものですから、それを単純に議員定数の30名に置き換えると城崎町からは1名の議員しか選出されない計算になります。もちろん結果が悪ければ城崎町選出の議員は0人ということも大いに考えられます。
それがどういう意味を持つのか?
ここではそのことには触れませんが、城崎町にとっても、新しい豊岡市にとっても、明るい未来が開ける選挙結果であってほしいと思う今日この頃であります。