2日間かけて庭師さんが初冬の恒例行事の雪吊り・雪囲い作業をしてくれました。
雪吊り・雪囲いは本来は雪害から樹木を守る目的があっての物ですが、藁縄(わらなわ)と竹で構成された昔から変わらないその技法は、とても美しく独特の趣を醸し出しているのであります。
その作業風景はめったに見られるものではありませんし、季節の風物詩としてかつてはNHKの取材を受けたこともありました。
私は個人的にはお客様にも見ていただきたいと思っていますが、最近はご時世なのか、お客に見せてはいけない裏方仕事(準備仕事)と捉えられるお客様もあったりいたしまして、今年は当館の休館日を充てて作業をしていただきました。
本格的な雪降りの際には、とても美しい庭景色をご覧いただくことができます。