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ヴァーチャルときわ別館

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すごく美味い「塩」の話

2005.08.7|食の話あれこれ

「塩はどんな味?」と聞かれれば、当然「しょっぱい」と答えることでしょう。
よぉ~く勉強をすれば塩にも色々と種類があって、イオン交換膜塩、天日海水塩、岩塩などなど製法も色々とあれば、メーカーによっても味は異なるとのこと。まぁ~、そうは言ってもたかが塩のことですから、恥ずかしながら多少の差はあれども大差はないと思っておりました、少し前までは…

“問題の塩”との出会いは突然でありました。
当館の社員に長崎県は五島列島出身の女性がおります。五島列島と言えば城崎温泉からはかなり離れている為にそうそう気易く里帰りというわけには参りません。せいぜい一年に一度帰れたらいい方でしょう。その彼女が久方ぶりに里帰りし、その里帰りからの土産が“問題の塩”でありました。

「塩?」
最初は“どこにでもある物”としか思えませんでした。試しにちょっとなめてみる。「美味い」「美味いじゃないか!!」と大いに興奮。
聞けば彼女の幼なじみが、海水を汲んで、それを薪で気ながに焚いて作っているというではありませんか。とにかく味が全然違うんです。特に後味が違います。食塩は塩辛さばかりが残りますが、この塩の後味には「まろみ」「こく」「あまみ」があります。
試しにこの塩を使っておにぎりを作ってみる。これがめっちゃ美味い(ちなみに保健所の指導でお客様にはおにぎりを作ってさしあげることが出来ません)。次にお吸い物。これまためっちゃ美味い。極めつけは魚の塩焼き。ほんま無茶苦茶美味い。
当然ながらに調理場にも試しに使わせてみる。当たり前ですが、板長も目を丸くする。
けれども問題もあるのです。値段が高いこと。
業務用で使うには、今までの物と比して格段に高いのです。
けれどもそんなことは言ってられません。本当に味が全然違うんですから!!
と、いうことで、もっと早くに言えば良かったんですが、8月1日から当館の塩は「しんかいの塩」を使っております(売店でも販売しています)。


そんな高価なお塩を使われるなんてすごい!
さすがですね。(^○^)
お泊りのみなさんの評価はいかがでしょうか。